宮崎支部:出前講座報告 責任者:国富地区 亀沢防災士

木脇中学校3年生フィルドワーク

開催日時   令和2年11月20日 13時〜16時30分
開催場所   木脇中学校校区
主  催   木脇中学校
主催講座   3年生全クラスによる校区フィルドワーク
講義時間   13時45分 ~ 16時30分
講座内容
    木脇中学校:総合的な学習の時間〜防災を知る〜の一環として防災士
    の協力の中、フィールドワークを実施
    ・木脇中学校3年生と自分の住む地域、通学路を自分の足、自転車など
     様々な交通手段の違う中、通学路や住居近辺、避難場所への防災に
     ついて考える。
    ・9つの班に分かれ各班に防災士が同行。
    ・中学生が学習の中で予め考えていた質問や行動、危険箇所に防災士が
     アドバイスを行った。
 
    国富町という地域を知らない防災士も、同行する中で国富町の地域や
    人々を知り、国富町について理解を深めていく良い機会になった。
 
参加数      46名(生徒:41名 校長・教師:5名)
責任者      亀沢防災士(国富地区)
講師補助     10名
聴講・地域協力者 2名



 
出発前主任教師の檄が・・・
5班 生徒と永友防災士
9班:生徒と原口支部長・地域協力者日高氏
4班:生徒と斉藤防災士
1班:生徒と横山防災士
5班:生徒と甲斐防災士
8班:生徒と亀沢防災士
3班:出発前に準備準備の生徒と久保防災士
土砂災害 予防柵
過去災害地、今は防災柵が
真剣な顔の出発前の生徒さんと田代防災士、左端は新人:川田原防災士
えーーと、ここに自転車を置いて出発 引率教師のチェックも厳しい
交通安全 友との話も膨らむ
学童保育中の園児と小学生と中学生 小学生に質問されてドギマギ
田中外科内科医院からの甘ーーーーい差入れ
秋日和の中 長い影が背伸びしている
ここは勝手の土砂崩れの後 ブロックが不整合 危なくないか
国富町は広い 改めて故郷を振り返る

出前講座担当から(講師補助者として参加

 国富町は県道26号線を一歩中に入れば、季節の彩りを纏った山々が連なり、豊かな実りを生む田畑が広がる。そこに住を構える人々の「純」な気持ちを受け継ぐ14,5歳の生徒達と「防災」をテーマに歩けることはとても防災士にとっても新鮮で貴重な経験だ。

校門を出てからの生徒達の口数は少ない、暫くすると「ここはかって土砂崩れが有った」「ここは増水した場所だ」と授業での成果も出てくる。視点は正しい、事実をわかっているのだ。そこから「何故?」「どうすれば?」と自分たちで考えていく時間は彼らにとって大切な時間だと思う。答えを出すのは簡単だが即答は禁物、一緒に考えながら防災の知識をさりげなく刷り込んでいく。

この生徒達は後3年も過ぎればその多くが国富町を離れていくのかも知れない。将来に対する夢も多い、どうか大きな災害の少なかった国富町を忘れず、共に幼少の頃から培った「友人」との和を大切にし、どの土地であれ友人を作り、災害に立ち向かおうとする今の「純」な気持ちを忘れないで欲しい。

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