災害後の食生活 自助・共助・公助とは?
宮崎市大塚町に平成11年に新校舎を建てた「マナビヤ宮崎アカデミー」将来の調理師、パティシエを育成している。全校生徒160名、今回の講座では70名が「被災時(避難所)における食に関する知識」をテーマに学んだ。
今回の講師は、減災MIYAZAKI(栄光KK)の木村防災士。防災士研修で初めて覚える言葉「自助・共助・公助」この言葉を視点に講座は展開されていく。
1.【自助】避難所の備蓄は基本足りない⇒自分用の備えの確保が必要、 【共助】皆で分け合えるもの、何を、どれくらい、【公助】災害防止への対策、 発生時の支援が行政の役目と説く
2.宮崎の主な災害は「地震」「津波」の種類によって対策も変わって来る
3.救助物資は来るが「いつ?量?何が?」、全国からの物資も「使えない もの」「全部使えるモノとは限りらない」と厳しい指摘。ましてや 「消毒・除菌」が必要と成ってくる。
4.避難所生活では「食品管理」「衛生管理」「体調管理」がとても大切。 また、機材の揃ってない中(消毒・手袋)食中毒を出さない工夫が必要
宮崎アカデミー様の感想としては、「内容はとても良かったと思う」特に東大震災や熊本地震の画像と説明は非常に現実を実感した。また、食に関する講座内容もきちんと整理されて分かりやすかった」との事。ただ、モニターの位置が不十分だったためやマスクで話をせざる得ず、後方の席では聞きにくいところも有った。(講座の準備は一人では大変なのかも知れない)
その後、未来の調理師達は与えられた「限定の食材」で美味しい調理品を仕上げたとのこと。