「ロープワーク指導者養成研修」が行われました
報告者:筌瀬明宏防災士
月 日:平成30年12月9日(日)
時 間:10:00〜16:00
場 所:西都原運動公園屋内練習場(西都市)
講 師:黒木 省治 氏(宮崎南消防署 消防吏員)
出席者:37名(講師・事務局含む)
内 容
10:00〜10:10開会式
10:10〜11:00座学「ロープワークに必要な物理・化学の基礎知識」
11:00〜12:00実技:基本結索(ディレクショナル・エイト、エバンス・ノットetc)
13:00〜15:30結索・実技(垂直ポールの立て方、簡易テント設営)
当日は大変寒くなりましたが、西都原運動公園屋内練習場をお借りしてロープワーク研修を行いました。
二、三日前から急に寒くなり風邪をひいてしまい残念ながら参加できなかった方もいらっしゃいましたが、西都支部からは20名の防災士が参加しました。
講義は「ロープの種類の説明」から始まり、「ロープワークに必要な物理・化学の基礎知識」として「重さ」・「質量」・「荷重」について、「合力と分力」についての解説をいただきました。その後、実際にロープを使って、巻き結び、ディレクショナル・エイトを用いた基本結索を学びました。新たに中間もやい、エバンスノット、更には余長整理としてコイル巻きなどを学びました。
西都支部のメンバーは10・11月と事前にロープワーク講習を行っていたこともあり、皆さん慣れた手つきで結索を行っていました。さすが西都支部のメンバーです!(^^)!
午後からは、学んだ結索を利用して長さ8mの支柱を3方向から引っ張り、まっすぐに立てる方法を学びました。最終的には終日かけて学んだ様々な結索を用いて、2×3間のブルーシート1枚、9本の支柱と10本のロープを用いた簡易テント設営を行いました。
最後に普段の生活に役立つロープワークとして、土嚢の結び方やエバンスノットを用いた土嚢との結索、ロープの束ね方などについても学ばせていただきました。
全ての研修を終え黒木講師が帰られる際には、みんなで機材を軽トラックに積み込みを手伝いながら、実際のトラックへの結索や始末の仕方を生で見せていただきました。
終日とても寒い日となりましたが、約40名の参加者で笑ったり、悩んだりと大変有意義な研修となりました。みんなで集合写真も撮影し、技術だけでなく、交流も深めることができた一日となりました。