宮崎支部 UMK(テレビ宮崎)防災企画支援

宮崎支部では、令和5年度宮崎県防災啓発事業としてUMKエージェンシーが主催した事業の支援を行いました。

日 時 令和6年3月16日(土) 09:00~13:00
参加者 子ども及び保護者:39名(県内応募者約300名から抽選)
    JOYFMパーソナリティ 濱田シロー

見学等 県防災庁舎広場からバス2台に分乗(添乗:甲斐防災士・原口防災士)
   出発前:非常持出袋・行程表・外所地震・供養碑資料等を各参加者へ配布 
   ①京都大学防災研究所宮崎観測所(円南寺駐車場から徒歩約10分)
   ②外所地震供養碑
   ③県総合運動公園避難高台④非常用備蓄品体験、非常食体験
支 援 バス添乗(供養碑説明・避難施設説明)、乗降補助等
    テント・トイレ等設営・展示、段ボールベッド組立、非常食配布・各説明等
内容等
   ①山下裕亮助教から、地震・津波・避難に関するクイズを行い、地震津波発生の原理、観測所の設備
    など説明を受けた後、2班に分けて山中の横穴式観測坑道に入り、設置されている観測機器等の説
    明を受けながら見学しました。
     坑道から出た後、山下助教から日向灘地震・南海トラフ巨大地震の状況、宮崎や全国の地震観測
    網等についての説明や参加者から活発な質疑等が行われました
   ②1662年(今から362年前)に、日向灘でM7.6以上、最大震度6以上の地震が発生
    (外所:とんところ:地震)、木花地区では津波高5mと推定され、外所村など7つの村が海没
    し、津波により沿岸部全体で200名余りの死者が発生したといわれ、島山集落だけが水没せずに
    残っとされます。
     犠牲者の供養と災害を後世に伝えるため、西教寺などにより発災後約50年ごとに供養碑が建立
    され現在7基を数えます。日向灘で大きな地震津波があったことを忘れずに、過去の災害の歴史か
    ら備えなどを学ぶことの大事さを説明しました。
   ③県総合運動公園避難高台
     避難高台(盛土高さ約8m)移動し、公園内の、浸水深約6mを想定した津波避難施設(避難デ
    ッキ6基・避難高台2カ所・連絡協1基)と、県内沿岸部市町村に津波避難施設26基が設置され
    ていることを説明しました
   ④避難高台において、防災士が展示した避難用テント・テントトイレの体験、段ボールルベッド組立
    てや非常食の実食体験を行いました。
     参加者は、お湯を入れて作った非常食を高台広場芝生に座って美味しそうに食べた後、保存食
    等をお土産にして、バスにて県防災庁舎広場に帰着し、解散しました。

支援参加防災士(10名)
     岡本美登里、甲斐タミ、木村英之、久保田明美、斉藤修一、
     杉田裕子、武崎好和、柳田健二、矢野義博、原口重徳(兼 文責)

ちょっと!感想

 親と子で、半日のバスツアーを通じて、いつ起きるか分からない地震・津波の仕組みや観測の方法を、また、故郷で過去に起きた災害の歴史や忘れないことの大切さを学んだことと思います。
 非常食体験により、普段は何も感じないが、食べられることやトイレの大切さも改めて感じたのではないでしょうか。
夕食時には、非常時の持出品や備蓄品など家族構成に応じて何を備えておかないといけないか、あれが揃えてないなど、バスツアーを通しての会話が賑やかだったと思います。
By:原口 重徳

ツアーの一コマ

この階段を「きつい」と思ったら、足腰の弱さを実感しましょう(^^) 災害時には注意です。
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