4月27日 宮崎市主催「災害危険箇所合同調査」報告

 梅雨などによる出水期を迎えて、4月27日(木)13:30~16:50 
市・県・国・その他の防災等に関する22機関・54名が参加して、宮崎市主催による「災害危険個所合同調査」が開催され、宮崎支部から久保田明美防災士と原口防災士が参加した。

鶴島地先(大淀川市民緑地)に集合、
 市の挨拶後、宮崎河川国道事務所から大淀川水位観測所や対象区間、危険度レベル(1~5の色区分)、川の防災情報の入手方法(河川情報ポータルの内容等)、流域治水の考え方等の説明を受けた後に3カ所の現地にそれぞれ車で移動

上北方谷1川(大淀川水系)
 幅1mにも満たないような小川であるが、下流部に特別老人ホーム施設(重要施設)及び人家12戸がある危険渓流、土石流発生の危険性があるため砂防堰堤(透過型)を施工中
(全体事業費約200百万円)

広原畑地区
 平成30年9月の台風24号により幅60m・高さ50mのがけ崩れが発生、民家1戸全壊・1戸半壊の被害があった。
 勾配約50度の急傾斜地であり、保全対象人家8戸、急傾斜地崩壊対策として、待受式擁壁・高吸収型防護柵、法枠・鉄筋挿入を実施(全体事業費約295百万円)

高岡・浦之名(大淀川左岸堤防敷
 簡易型河川監視カメラのWEB提供や緊急速報メールによる洪水予報のプッシュ型配信などの説明があり全調査を終了した。

まとめ

宮崎市内には対策を必要とする急傾斜地等が約1,000カ所近くあるとのことです。
地域や自宅周辺の地形(山・川・小川・崖等)をもう一度見てみましょう!
早めの情報入手、避難開始の判断、避難場所などの再確認を!

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