出前講座研修1「とんところ地震」を紙芝居で

宮崎「橋の日」実行委員会様のご協力で絵本や紙芝居を使い、自分の伝える力を学ぶ 総勢24名の参加

 出前講座は、地域、自治会、学校、企業、団体など防災・減災について知って頂く「防災士」の代表的な任務であると言える。
日頃、プロジェクターや講話、ホワイトボードを使っての「講座」が多い中、最近では「ワークショップ」を使用した講座も最近、小学生から大人まで拡がっている。

 伝えると言うことは、① 何を伝えたいのかをハッキリとさせる、② 情報量を増やしすぎない、③ 分りやすい言葉、③ 5W1Hを基本にした論理性、④ 具体例、⑤ 自分の意志伝達、⑥ 相手の理解度を確認しながら話す、といった基本が重要だと思われるが、私達は現在の取り組み方に満足していいのだろうか?
今回、宮崎「橋の日」実行委員会様のご協力を得て、出前講座では勉強会を宮崎市民プラザで開催、24名の支部防災士が参加した。

読み聞かせ講座 講師:宮崎市立図書館 業務主任:田爪様

【テーマ】
1.読み聞かせとは
2.何のために読むの?
3.どんな効果があるの?
絵本の読み聞かせを通して、「心の脳」を育てる力、特に聴手には、喜怒哀楽や、情緒の育成、愛情・感情の芽生え、想像する力を養うという利点。読み手には、理性・感情のコントロール、心の安定、頭の体操、喉・舌の体操にも成るそうだ。
更には、読み手と聴手との間にも「脳のコミュニケーション」をつくるとのこと。

紙芝居の演じ方 講師:「紙芝居まねきねこの会」久保田哲寛様他2名

高齢者の中には、幼少の頃、路地裏で「水飴」を舐めながら数多く楽しんだ「紙芝居」が今も懐かしく、子供の頃に紙芝居を通して世界観や人生の心の栄養として残っていると思われる。
つい先日の出前講座(大島児童館)で子ども達に披露された紙芝居「とんところ地震」、その時の子供らの顔は、生き生きとしていた(画像にはハッキリと見える:お見せできないのが残念)
「声色を使ってはいけない、内容を演じる」「始まりと終わりをはっきりさせる」「マイクは使わないほうがいい」「抜き出し、差し込みは演出」「舞台の立つ位置・紙芝居の枠は舞台である」と、演じるにあたっての注文も多いが、子ども達にとって心の栄養に成ることには間違いないと思われる。

感想

「絵本の読み聞かせ」「紙芝居を演じる」という昔の文化が今にも通じる事をみれば、動もすれば「新しもの好きの」私達の今後の活動にも一考させる研修でも有った様に感じた。
こんな機会を頂いた、宮崎「橋の日」実行委員会の橋羽様、宮崎市立図書館の田爪様、紙芝居”まねきねこの会”の久保田様、本当にありがとうございました。
以下、子どもらしさを取り戻していた防災士の方々の画像を是非ご覧ください 文責:斉藤

講師を務められた方々
防災士にもある「子どもの顔」


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